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フローチャートの書き方完全ガイド|基本記号と作り方を図解で解説

フローチャートの書き方完全ガイド|基本記号と作り方を図解で解説

目次

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はじめに

「フローチャートって何?」「どうやって書けばいいの?」という疑問を持ったことはないでしょうか。プログラミングの学習や業務の設計書を作成する場面では、フローチャートが登場することが多く、知らないままでは先に進みにくいことがあります。

フローチャートは、処理や手順の流れを図で表したものです。記号や矢印を使って視覚的に整理することで、複雑なロジックや業務の流れを誰でも理解しやすくなります。

プログラミングを学ぶ上でも、コードを書く前の設計段階でフローチャートを描く習慣は非常に有効です。

本記事では、フローチャートの基本的な定義から使用される主な記号の意味、実際の書き方・作り方のステップまでをわかりやすく解説します。初めてフローチャートを学ぶ方でも、すぐに実践できる内容となっています。

フローチャートとは

フローチャートの定義と目的

フローチャート(flowchart) とは、処理や作業の手順・流れを記号と矢印で視覚化した図のことです。「流れ(flow)」と「図(chart)」を組み合わせた言葉で、アルゴリズムや業務プロセスを誰でも直感的に理解できる形で表現するために使われます。

フローチャートの主な目的は以下の通りです。

  • 処理の順序や条件分岐を明確にする
  • 関係者間での認識のズレをなくす
  • 設計・開発・改善のための共通言語として活用する

特にプログラミングにおいては、コードを書く前にフローチャートで処理の流れを整理しておくことで、論理的なミスを事前に防ぐことができます。

フローチャートを書く目的

フローチャートが使われる主な場面

フローチャートはさまざまな場面で活用されています。

場面活用例
プログラミングアルゴリズムの設計・コードのロジック整理
業務改善業務フローの可視化・ボトルネックの発見
システム設計処理フロー・データフローの設計書作成
教育問題解決の思考プロセスを視覚化して教える場面

プログラミングの文脈では、アルゴリズムを実装する前にフローチャートを描くことが一般的です。

条件分岐(if文)や繰り返し(ループ)の構造を事前に整理しておくと、コーディングがスムーズになります。

フローチャートを使うメリット

フローチャートを活用することで、次のようなメリットが得られます。

  • 処理の全体像を把握しやすく、テキストで説明するよりも直感的に理解できる
  • バグや論理ミスをコードを書く前に早期発見でき、設計段階でのエラーを防げる
  • チームでの認識共有が容易になり、エンジニア同士や非エンジニアとのコミュニケーションを円滑にする
  • 一度作成したフローチャートを設計書・引き継ぎ資料として再利用できる

フローチャートは一度書き方を身につければ、プログラミングのあらゆる場面で役立つスキルです。

フローチャートの基本記号一覧

よく使う記号とその意味

フローチャートには国際規格(JIS X 0121)で定められた記号があります。代表的なものを以下にまとめます。

記号名形状意味
端子(ターミナル)角丸長方形処理の開始・終了を表す
処理長方形計算・代入・処理の実行を表す
判断(条件分岐)ひし形(ダイヤモンド)条件に応じて分岐することを表す
データ(入出力)平行四辺形データの入力・出力を表す
流れ線(矢印)矢印処理の流れる方向を示す
結合子別の箇所へのつながりを示す
ループ端六角形繰り返し処理の範囲を示す

最初に覚えるべき記号は「端子・処理・判断・矢印」の4つです。この4種類を使いこなせるだけで、基本的なフローチャートは描けるようになります。

よく使う記号

記号の使い分けで迷ったときのポイント

記号の使い分けで迷ったときのポイント

記号の選び方で迷ったときは、以下の基準を参考にしてください。

  • 「処理を行う」→ 長方形を使う
  • 「条件で分かれる(はい/いいえ)」→ ひし形を使う
  • 「入力・出力がある」→ 平行四辺形を使う
  • 「開始・終了」→ 角丸長方形を使う

初心者が特に混乱しやすいのが「処理」と「判断」の使い分けです。

判断(ひし形)は必ず2方向以上の矢印を持つ というルールを覚えておくと、間違えにくくなります。「Yes(はい)」と「No(いいえ)」の2本の矢印を出すのが基本です。

フローチャートの書き方・基本ルール

フローチャートを書く前の準備

フローチャートを描き始める前に、以下を整理しておくと作業がスムーズになります。

1.目的の明確化

何の処理・業務を図にするのかを決める。

2.処理のステップ洗い出し

最初から最後まで、どのような処理が順番に行われるかをリストアップする。

3.条件分岐の把握

「○○の場合はAへ、そうでない場合はBへ」といった分岐点を事前に整理する。

4.ツールの選択

手書き・Googleスライド・Draw.ioなど、作成ツールを決めておく。

この4つを事前に整理するだけで、フローチャートを描く際の迷いが大幅に減ります。

基本的な書き方のステップ

フローチャートは以下の手順で書きます。

1.開始(端子)を配置する
最上部に「開始」の端子記号を置く。

2.処理を順番に書く
処理の流れを上から下へ、または左から右へ記述する。

3.条件分岐を追加する
分岐が発生する箇所でひし形の判断記号を配置し、各分岐先へ矢印を引く。

4.矢印で流れを結ぶ
各記号を矢印で接続し、処理の流れが一目でわかるようにする。

5.終了(端子)を配置する
処理が完了する箇所に「終了」の端子記号を置く。

フローは必ず 「開始」から「終了」に向かって流れるように設計することが基本ルールです。矢印が一方向に流れるよう意識しましょう。

初心者がつまずきやすいポイントと対策

フローチャートを初めて書く際に気をつけるべきポイントを紹介します。

  • 記号の使い方が混在してしまう場合は、端子・処理・判断の3種類から使い始めると整理しやすい
  • 矢印の方向は、基本的に「上から下」「左から右」の方向に統一することで見やすくなる
  • 1つの処理ボックスに1つの動作(「入力を受け取る」「計算する」など)だけを書くように粒度を意識する
  • 条件分岐の出口が曖昧にならないよう、ひし形から出る矢印に「Yes/No」や「真/偽」のラベルを必ず付けるようにする

特に「条件分岐の出口ラベルを省略しない」ことは、他者が読んだときの誤読を防ぐうえで非常に重要です。慣れてくると省略しがちになるため、意識的にルールを守るようにしましょう。

フローチャートの作り方

簡単なアルゴリズムをフローチャートで表す

具体例として「数値を入力し、正の数か負の数かを判定して表示する」処理のフローチャートを考えます。

処理の流れは以下の通りです。

1.開始
2.数値を入力する
3.数値が0より大きいか判断する(条件分岐)
4.Yesなら「正の数」と表示する / Noなら「0以下の数」と表示する
5.終了

このような単純な処理でも、フローチャートに落とし込むことで全体の流れを直感的に把握できます。実際にコードを書く前にフローチャートを描く習慣 を持つことが、バグを減らす最も効果的な方法の一つです。

条件分岐・繰り返しの書き方

プログラミングでよく登場する「条件分岐」と「繰り返し」のフローチャートの書き方を解説します。

条件分岐(if文)の書き方

ひし形で条件を記述し、「Yes」と「No」の2つの矢印を出します。それぞれの矢印の先に処理ボックスを配置し、最後に再合流させます。

繰り返し(for・while文)の書き方

繰り返しには「ループ端」記号を使うか、条件分岐(ひし形)と矢印の折り返しを組み合わせて表現します。

  • ループの開始と終了をループ端記号(六角形)で挟む
  • ループ継続の条件をひし形で記述し、条件を満たす間は処理をループさせる矢印を引く
  • 条件を満たさなくなったら次の処理(ループ外)へ矢印を出す

この構造を理解しておくと、for文・while文・do-while文のどのパターンでもフローチャートで表現できるようになります。

ツールを使ったフローチャートの作成方法

フローチャートを描くためのツールはいくつか存在します。

ツール名特徴
Draw.io(diagrams.net)無料・ブラウザで使えるフローチャート専用ツール
Googleスライド無料・図形機能を使って手軽に作成できる
Miroオンラインホワイトボード・チームでの共同編集に向いている
Lucidchartクラウドベース・豊富なテンプレートあり(一部有料)
Microsoft Visio業務用の高機能ツール(有料)

初心者には Draw.io(diagrams.net) がおすすめです。専用記号がそろっており、ドラッグ&ドロップで直感的にフローチャートを作成できます。アカウント不要で無料利用できるため、すぐに試せる点も魅力です。

フローチャートをプログラミング学習に活かす方法

コーディング前にフローチャートを描く習慣の重要性

フローチャートを描く重要性

プログラミングを学ぶ際、多くの初心者がいきなりコードを書き始めてしまいます。しかし、コーディング前にフローチャートで処理の流れを整理する習慣 を持つことで、次のような効果が得られます。

  • 何をどの順番で実装すべきかが明確になる
  • 条件分岐の漏れや矛盾を事前に発見できる
  • コーディング中の思考の迷走を防ぐことができる

特にアルゴリズム問題や中規模以上のプログラム開発では、フローチャートによる事前設計が実装の効率を大きく左右します。

「まず書いてみる」ではなく、「まず考えて図にする」という思考プロセスを身につけることが、エンジニアとして成長するための重要なステップです。

フローチャートからコードへの変換方法

フローチャートが完成したら、それをコードに変換します。フローチャートの各要素とコードの対応関係は以下の通りです。

フローチャートの要素対応するコードの構造
処理(長方形)変数宣言・代入・関数呼び出し
条件分岐(ひし形)if文・switch文
繰り返し(ループ)for文・while文
入出力(平行四辺形)入力処理・print / console.log

フローチャートの上から順にコードに置き換えることで、論理的に整合性のとれたコードが書けます。この「フローチャート→コード」の変換作業を繰り返し練習する ことで、アルゴリズムへの理解が深まり、コーディングの速度や精度が向上します。

まとめ

フローチャートは、処理や手順の流れを記号と矢印で視覚化した図であり、プログラミング設計や業務改善の場面で広く活用されています。

端子・処理・判断・矢印といった基本記号を正しく使い、処理の流れを上から下へ整理することが、読みやすいフローチャートを作る基本です。

コーディング前にフローチャートで設計する習慣を持つことで、バグの防止や実装効率の向上につながります。フローチャートはプログラミング学習において欠かせない思考ツールであり、しっかり身につけることで開発の質が大きく変わります。

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